ウェブサイトを開設したなら、当然SEOは考慮すべきテーマです。WordPressにはSEO対策用のプラグインがたくさんありますが、今回は定番中の定番、「All in One SEO Pack」をご紹介します。
All in One SEO Pack
Yoast SEO等、SEO対策用のプラグインはたくさんありますが、このプラグインは100万本以上使用されている定番とされるひとつで、インストールは必須と言っても過言ではありません。ウェブサイトの解析にGoogle Analyticsを使用するのであれば、このプラグインはGoogle Analyticsとの連携が良く、使い勝手も簡単なのでお勧めです。ご注意いただきたいのは、このプラグインを入れたからといってSEOが向上するわけではありません。このツールは、SEO対策をする上で必要な情報を入手するためのツールです。
ダッシュボード(WordPress管理画面)左にあるメニューから、「プラグイン」→「新規追加」を選択し、「プラグインの検索」ボックスにAll in One SEO Packと入力してプラグインを検索してください。関連プラグインの一覧が表示されますので、その中から「All in One SEO Pack」を選択し、「インストール」→「有効化」します。インストールされるとダッシュボードのメニューに「All in One SEO」が追加されます。
こちらを展開すると、「一般設定」「パフォーマンス」「機能管理」...Proへのアップグレードはもう少しお金持ちになったらします...があります。今回は設定方法についてご説明いたします。
① 一般設定
一般設定部分はデフォルトのままで問題ありません。ただし、一番上のCanonical URLに✔が入っていることを確認してください。Googleは検索価値を高めるため、重複コンテンツにはペナルティを与え検索順位を下げるなど対策をとっています。ここに✔を入れることで、このコンテンツはオリジナルであると宣言することになります。
② ホームページ設定
ここでは自分のホームページに関する情報を記入します。
ホームタイトル:サイトの名前を入れます。社名(例:開門)でもいいのですが、このホームタイトルに記載した内容は「サイトの概要」として、検索エンジンのクロール対象になっています。したがって、訪問してもらいたい人が使用するであろう検索キーワードと絡めて記入することでSEOを向上させることができます。(例:「Webマーケティングを考える」開門にようこそ。WordPress初心者向けのお役立ちブログも掲載中!)51文字!ブラボー!!
ホームディスクリプション:ホームページの概要を記載します。
代わりに固定フロントページを利用する:ウェブサイトの設定で固定ページを指定している場合は、ここでホームタイトル、ホームディスクリプションを記入せずに、固定フロントページで設定したホームタイトル、ホームディスクリプションを代わりに使用することができます(このプラグインをインストールすると全固定ページ、投稿ページの編集画面の下にAll In One SEO Packの入力画面が表示されます)。
③ タイトル設定
ここはデフォルトのままで問題ありません。
④ カスタム投稿タイプ設定
カスタム投稿とは、ブログの他に製品案内であったりニュースであったり、通常使用している投稿タイプとは別に用途に合わせてテンプレートをカスタマイズしたものです。カスタム投稿の作成はfunction.phpを編集する方法とプラグインを使用する方法がありますが、ここでは触れません。カスタム投稿がない場合は「無効化する」を✔してください。
⑤ ウェブマスター認証
ここで登録するのはウェブマスターツールのコードです。ウェブマスターツールはウェブサイトが正しく検索エンジンに反映されているか等の動作確認に使用します。各検索サイトからコードが発行されますので、そのコードをここに入力します。詳細は後日別のブログで書きますが、参考までGoogleのウェブマスターツールはこちらで登録できます。※Googleアカウントが必要です。
⑥ Google設定
Googleアカウントをお持ちの場合、情報を共有できますが、共有したくない情報もあります。ここで入力しておきたい箇所は2か所です。「Google Analytics ID」と「トラッキングからユーザーを除外」です。前者は登録することでGoogle Analyticsを使ってサイトの解析を行うことができます。後者はサイト解析の対象からユーザーを除外するためのものです。サイトのページビューが上がった!と喜んだところ、実はサイトの編集を集中して行ったなんて状態だったら正確な解析はできませんから。。。
⑦ Noindex設定
noindex、nofollowは検索エンジンに対するタグです。noindexは検索ロボットはコンテンツ内を徘徊しますが、どのようなキーワードを使用しても検索結果として表示されないように指示するタグです。一方nofollowは検索ロボットに「ここは徘徊しないでね」と指示するタグです。「なぜこのような設定が必要なの?検索してもらえるならいいじゃない」と思われるかもしれません。しかし、この設定はSEO的に必要なのです。理由は後日「奮闘するウェブマーケティング担当者様へ」に記事を書こうと思います。ここではとりあえず「日付別アーカイブ」「投稿者アーカイブ」に✔を入れておきます。
⑧ キーワード設定
各投稿、固定ページごとに検索エンジン向けにキーワードを設定する場合は「キーワードを使用」を有効にします。投稿、固定ページに設定したカテゴリを使用する場合は「メタキーワードとしてカテゴリーを使う」、設定したタグを使用する場合は「メタキーワードとしてタグを使う」、コンテンツからキーワードを自動生成する場合は「動的に投稿ページ/アーカイブのためのキーワードを生成」に✔を入れます。
メタキーワードを手動で設定したい場合は一番上の「キーワードを使用」のみ有効にしてチェックボックスに✔はいれません。
以上ざっくりではありますが、設定方法をご紹介しました。大切なツールなので是非このプラグインはインストールして見てください。
【PR】
ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則
発売12年目の今、一番売れに売れている本!第24刷 92,000部突破!
88年以上読み継がれてきた伝説のバイブルがついに登場!
「広告の父」デビッド・オグルヴィは、自らも本書で学び、「この本は間違いなく、いままで1番役に立つ本だ」と絶賛する。
本書は、58年間、アメリカの広告業界で伝説的コピーライターとして活躍し続けたジョン・ケープルズが、実証的かつ即効性のある「科学的広告」ノウハウを明かしたもの。
(ダイヤモンド社)